2017年01月22日
医学系の資格を取得する場合、6年制の課程を卒業しないといけない場合が多いです。医学部、歯学部、そして薬学部も6年制の課程を卒業しないと受験資格が得られません。薬学部の場合は、種類としては4年制もあります。4年制を卒業しても、基本的には薬剤師の試験を受けることはできません。卒業した後に6年制を卒業するのと同等の資格を得ないと試験を受けることはできません。
私立大学の場合は、ほとんどが6年制で、主に薬剤師の育成に力を入れています。受験生も、6年制に進み、卒業後に国家試験を受験します。では国立の場合はどうかですが、全国的に見て6年制と4年制を併設しているところが多くなります。つまりは、薬剤師を志望する人と研究者を志望する人の受け入れ態勢ができています。私立の場合は、受験時にどちらを受けるか決めないといけません。
国立大学の一部では、経過選択型進路決定ができるようになっています。入学試験時は4年制を選ぶか6年制を選ぶかの必要はありません。入学後、薬学の勉強をしていく中でどちらになりたいかの希望を固めていきます。薬剤師になるなら、6年制の方に進み薬剤師を目指します。研究者を目指すなら4年制に進み、大学に残ったり製薬会社などに就職をします。